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2026/09/13 17:38

2024年の初夏、緑が鮮やかな高原でのクラフトフェア。実はこのイベントにかかわらず、気分転換を言い訳に、この地へはよく訪れます。
いつもながらの心地よい空気を満喫しつつ、そのイベントを楽しんでいると、ふと気になる装身具が。一見柔らかな雰囲気ながらも、一方でしっかりとした力強さがとても印象的。そんな作品が気になり、作家さんにお話を伺ってみると、とても柔らかな印象ながら、なにか一本筋の通ったようなものが感じられました。
なるほど、作品には作り手の思いや個性が表れるものなのだなと、ひとり納得したのです。
「アクセサリー作りを始めたのは、ただ“好き”という気持ちから」と伊藤さん。でも今では、その素材そのものに魅了されているのだそう。
「真鍮のさまざまな表情が好き」と彼女は言います。磨き具合やデザインによって、その輝きや質感が変わり、時間が経つとまた違った魅力が現れる。指輪などは、使っているうちに自然とピカピカになったり、くすんできたり。それが逆に味わい深く、その変化も楽しみの一部なんだそうです。
制作過程では「なんか違うな」と思った瞬間を大事にしながら、試行錯誤して形にしていくそう。そんな柔軟な考え方と作品へのこだわり。そんな彼女の姿勢が、作品に独特の柔らかさと強さを与えているのかもしれません。
経年変化によってさらに素敵になるその装身具たちは、長い時間をかけて持ち主と共に変わり続ける。
伊藤由佳さんの作品は、そんな「一緒に成長する」楽しみを感じさせてくれます。
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