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2026/09/13 17:19

とあるクラフトマーケットを歩いていたときのこと、数多くのブースが並ぶ中でひときわ目を引く作品に出会いました。素朴でありながらも独特な造形は、他のどの製品とも違う魅力を放ち、自然と私の目と足を止めさせました。「使い続けるとこうなっていくんです」と見せていただいたのは、何年も使い込まれたご飯炊き銅釜PAN。使い込まれた風合いの美しさ、手にずっしりと伝わる重み、その存在感に圧倒されました。

周囲を見回すと、そこには同じものが二つとない唯一無二の品々。一打一打丁寧に打ち鍛えられたその作品は、それぞれ異なる個性を放ち、使い手に特別な価値を提供してくれるはずです。まさに世代を超えて受け継いでいきたい一品。この素敵な出会いに、心躍らせながら帰路についたことが思い出されます。

Kanade Copper

工房から聞こえてくる トンテンカンテン・・・ その音と共に、我が家の暮らしはあります。 暮らしの中から作られるKanade Copperの作るモノは、 用と美、そして遊び心を大切にしたいという想いをカタチに。 できるだけシンプルな作りを心がけ、修繕しながら 長く使えるものを。 家族のレシピを子どもが受け継ぐように、次の世代へ そのレシピと一緒に手渡される道具になりますように。 作品ではなく、作り手から使い手に手渡され、 気取らず、暮らしに馴染んでいく“日々の道具”でありたいと感じています。

Profile / オクダ クニヒロ

1968年広島に生まれる。少年の頃から甲冑に興味を持ち、金工を学ぶ。その後伝統工芸での修業、NYでの製作経験を積んできた時間が、ものづくりの礎となっている。気分転換に、ケーキやタルトを焼く時間が至福の時。